『ニーチェの馬』見てきたよ

85.ニーチェの馬★★★★★★★★☆☆ メトロ劇場
監督:タル・ベーラ
出演:エリカ・ボーク、ヤーノシュ・デルジ他

時は19世紀末、地球最後の(映画では語られていない後で映画評を見て知った)6日間をある父娘の視点から描いた作品らしいが、外は強風が吹き荒ぶオンボロ家で、朝起きて娘がカマドに薪をくべ井戸に水を汲みに行き、右手の不自由な父親の着替えを手伝い、大きなジャガイモを2個鍋で茹で、茹であがったのをテーブルにセッティングし、二人で素手で食べ、食事は一日にそれっきりなのに娘は半分残して残飯を捨て皿を洗い、馬の世話をして夜になるとまた着替えて寝る。そんな様子を言葉少なに6日間、途中ちょっとした訪問者や馬の不具合があるが、モノクロの特殊なレンズでカメラの視点を少しずつ変えながら毎日同じことを繰り返し、ついに井戸が枯れイモを煮れなくなり、食欲もなくなり光も消えていく(終末がやってくる)という、ただそれだけの映画。
監督はハンガリーの巨匠ということで、そこから何を感じとれるかは見る人の力量にかかってるってことでしょう。
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by ikechanm2 | 2012-12-08 20:00 | 映画